会社の数字の意味合いが変わる
会社の数字の意味合いが変わる
ヒーズ株式会社の岩井徹朗です。
昨日は久しぶりに鎌倉に行ってきました。
昨年新居を建てた友人の家に招待されたのです。
当初は土曜日に行く予定だったのですが、ノロノロ台風のお陰で翌日に順延。
当日も雨は降ったり止んだりで、電車の窓に激しくうちつける雨を横目に見ながらの鎌倉となりました。
幸いあちらにいる間は時々晴れ間から強い陽射しがのぞくまでに回復。
お陰で持っていった雨傘も使わずにすみました。
ところで、鎌倉と言えば、皆様はどんな印象をお持ちですか?
小学5年生から都内の学校に通っている私にとっては、鎌倉=遠足で行く場所と真っ先に思ってしまいます。
しかし、新宿からの直通電車に乗れば、鎌倉までは1時間あまり。
あっというまに到着します。
言うまでもありませんが、頭の中のイメージよりはずっと近いわけです。
現に私の友人も毎日、鎌倉から神田にあるオフィスに通っていますから。
さて、居心地の良い友人宅ですっかりくつろいだ後、午後6時半頃に鎌倉駅に到着。
「今度の東京行きは短い11両編成でまいります。ホームの後ろの方には停まりませんので、ご注意下さい。」
ホームにアナウンスが流れ、まもなくして電車が到着。
比較的空いていたホーム後方で次の電車を待っていた私たち。
11両編成の電車はアナウンス通り目の前を通過です。
私の待つ電車は長い15両編成。何の問題もありません。
しかし、放送を聞いていなかったのか、ホームの後ろで電車を待っていた人たちが10数名、バタバタと慌てて電車に向かって走っていきました。
まさに突進。
私が普段乗る京王線は最長で10両編成。
山手線も11両で走っています。
それを基準に考えれば、11両は「長い」と思います。
しかし、15両編成が走る路線の中では「短い」部類に入ってしまうのでしょう。
それだけ、鎌倉方面からの乗客が多いという証明かもしれませんね。
会社の数字を見る際にも
- 絶対値として見るか
- 相対値として考えるか
によって同じ数字でも意味合いが変わってきます。
年商1億円というのは素晴らしい数字だと思いますが、昨年度の売上が8,000万円の会社、今期の売上計画2億円の会社によっては相対的な位置づけが異なります。
一方で、年商1億円をあげるためには人件費や材料費や絶対的に必要となるコストがあります。
電車の場合は、駅のアナウンスや表示に注意していれば、慌てることも少ないかと思いますが、会社の場合は自分でアナウンスして注意喚起しなければなりません。
はたして、1億円が多いのか、少ないのか。
数字については、一般論とは別に各社毎の基準や対応が求められます。
★下記のフォームにお名前とメールアドレスをご登録いただければ、最新発行分より「超キャッシュフロー経営通信」【UCF】をお送りさせていただきます。ぜひご登録下さい。