会社の数字は順番を並べかえるとつかめます
会社の数字は順番を並べかえるとつかめます
ヒーズ株式会社の岩井徹朗です。
子供の頃によく見ていた「サンダーバード」。
トレーシー家の5人兄弟が国際救助隊として人類の危機を救う
という特撮人形劇です。
最初に放映されたのは1965年ですが、何回か再放送されているので、
ご覧になった方もおられるかもしれませんね。
番組の冒頭、テーマ曲にのって5人が操縦する最新鋭のスーパーメカ
(サンダーバード1~5号)が紹介されます。
しかし、なぜかその出てくる順番が
1→5→2→4→3
どうして1、2、3…という数字の並びと違うのかが長年気になっていました。
そして、先月買ったサンダーバードのDVDコレクションで
ようやくその謎がとけました。
このDVDコレクション、毎号番組に関する様々なエピソードが紹介されています。
その第1巻にはトレーシー一家の家系図が載っており、
1号の運転は長男のスコット
2号の担当は三男のバージル
・・・・・
そう、紹介される順番は兄弟の年令順だったのです!
さて、「会社の数字を読む時のコツ」はいくつかありますが、一つは
数字を並べる順番
が大切です。
会社の数字を見る場合、経理や会計のルールに基づいて資料を作ることが多いため、
・勘定科目別
・流動資産→固定資産
・給与~交通費~交際費~賃借料…
といった決まった順番で数字が並んでいることが多いかと思います。
また、取引先や仕入先等は
・アイウエオ
・ABC
・取引先番号
などで管理されている場合もあるかもしれませんね。
これらは、
・誰が見ても分かる
・同じ基準なので他社と比較できる
といったメリットがあります。
一方で、定型化された順番だと
・自社特有の問題が見つけにくい
・優先度合いをつけにくい
といったデメリットもあります。
そこで、会社の数字を
- 金額の多い順番
- 利益率の高い順番
- 売掛金回収期間の長い順番 etc.
で並べかえてみると、
今までとは違った風景が見えてくる
ことがあります。
数字はそれ自体は無味乾燥なものですが、
数字を並べかえることで
輝きを増すこともあれば、危険を知らせるシグナルになる
ことも・・・。
単純だけれど、案外効果のある数字の並べかえ。
会社の数字を読む時にやってみると新しい発見があります。
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