1万円の重みを肌感覚で理解する
1万円の重みを肌感覚で理解する
ヒーズ株式会社の岩井徹朗です。
「やっと数字が一気通貫するようになった」
今までご経験のない分野に進出されて約3年になるクライアントさん。
先日訪問した際にそんな感想をふと漏らされました。
昔は最低でも百万円単位、時には億単位のお金を動かしていたクライアントさん。
「社員の給料を1万円上げるというのが、どういうことかというのが、ようやく肌感覚で分かってきた」
というのです。
以前は、
「1万円ぐらいすぐ上げればいいじゃん!」
と思っていたそうですが、
今は、
- 1万円あれば、原材料が何キロ仕入できるか?
- その材料で商品は何個作れるか?
- 粗利で1万円を稼ぐにはあといくつ商品を売らないといけないのか?
を勘案した上で、
「1万円も値上げするってかなりたいへんだ」
とすぐに計算できるようになったとのこと。
会社や業態によって、数字の単位は異なりますが、
固定費の1万円は原材料など変動費に換算すると、どのくらいの数量にあたるのか
↓
その変動費に対応する売上高はいくらになるのか
↓
粗利で1万円をカバーするには商品をいくつ追加で、売らなければならないのか
を、社員が認識しているかどうかで日頃の行動も大きく変わってきます。
数字を自社の商品に置き換えて換算する
これができると、1万円の重みが違います。
数字に対する意識は経営者一人が持っていてもダメ。
また、経理部だけが数字を理解していてもまだ足りません。
営業部門も製造部門も含めた会社全体で自社における1万円の意味づけを理解ができて初めて効果が出ます。
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