結論を先に言う
結論を先に言う
ヒーズ株式会社の岩井徹朗です。
「結論から教えてくれる?」
ある経営者の方によく言われることです。
忙しい経営者がまず知りたいのは、
何をどうすればいいのか
という結論です。
一方、説明する側は、
問題が起きた経緯はどんなものか
↓
問題の原因は何か
↓
問題を解決するにはどうすればいいか
というように、
結論を出すに至った順番に話をする
傾向にあります。
しかし、経緯や原因についての説明がまどろっこしいと、「ご託はいいから、早く結論を!」となります。
なので、私が経営者から依頼された事項についてご報告する際は、結論→理由→経緯というように、結論を先に言うよう心掛けています。
すると、たとえ経緯や原因の説明が複雑で分かりにくくても、経営者の側に「聞こう」、「知りたい」という気持ちが働くため、しっかりと情報を伝えられることが多いのです。
もちろん、中には、経営者にとって耳が痛い結論だと、「え~っ!!!」と怒り出す方もおられます。
この点、私の場合はコンサルタントという社外の人間なので、「経営者が耳に痛いことを言うのも仕事」と割り切ることができます。
しかし、社員が経営者に報告する場合、どうしても、「社長のご機嫌を損ねたくない」という心理に陥ることはどうしても避けられません。
このため、結論を先に言うという習慣を社内に定着させるためには、いくつかの条件があります。
そこで、次回は結論を先に言う習慣を定着させる条件について、考えてみたいと思います。
ちなみに、冒頭にご登場いただいたクライアントさん。
定期的な打合せの際、今は結論しかお伝えしていませんが、「了解!」とすぐに分かっていただけるので、話がとっても早いです。
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