「たら」、「れば」をなくす
「たら」、「れば」をなくす
ヒーズ株式会社の岩井徹朗です。
「何時ぐらいに届きますか?」
「それは分かりません!」
「えっ、そうなんですか・・・・・」
4月でサポートが終わるWindows XP。
起業した時から頑張ってくれているノートPCが最近ややお疲れ気味なこともあり、インターネットで1台代替機種を買いました。
先日外出している時に届いたようで、郵便受けに不在通知が入っていました。
我が家に届く宅配便は通常Y社かS社。
しかし、今回入っていた不在通知はあまり聞いたことのない運送会社のもの。
Y社やS社の場合、不在通知が入っていても電話のプッシュホンで、再配達の依頼ができ、配達される時間も指定できます。
けれど、今回の場合、運送会社の営業所に直接電話する方式でした。
伝票番号を伝えると、先方は
「本日はこれからご在宅ですか?」
「ハイ、おりますが、・・・」
「では、いったんドライバーに電話して確認を取りますので、折り返しご連絡させていただきます」
しばらく待っていると、先方から電話がかかってきて、
「今日中にお届けします!」
その時、受話器から聞こえてきたのは営業所の社員が談笑しているらしい笑い声。
そして、冒頭の会話へと続きます。
プッシュホンだけで再配達を依頼できる仕組みはとっても便利。
けれども、システムでそれを構築するにはおそらく億単位のお金が必要です。
だから、それをすべての会社に求めるのは所詮無理な話です。
けれども、おおよその配送時間を伝えるのはちょっと工夫すればできる話です。
いくら家にいるからといるからと言って、夕方5時ぐらいになるのか、夜も8時を過ぎてしまうのかによってはこちらも待つ準備が違います。
当日は私が先に帰宅したため、家内が帰ってくるまでは私が一人。
さすがに冬場は寝る前に風呂に入りますが、たまたまトイレ等に入っていると、呼び鈴が鳴ってもすぐに出られないという場合だってあります。
荷物を受け取る側からすると、一度不在で受け取れなかったために、再配達の時にはきちんと受け取りたいという心理が働きます。
しかし、今回の運送会社さん。
こちらのそんな心情はお構いなしで初めから再配達時間など、伝える気がさらさらないご様子。
また、電話を通じて会社のゆる~い雰囲気が伝わってくると、「この会社、大丈夫なんか???」という気にさせられます。
もちろん、Y社やS社だっていろいろな問題点はあるかと思います。
けれども、少なくとも今回の運送会社よりは安心できます。
ましてや、再配達のおおよその時間を伝える、電話で社内の談笑を伝えないということは、意識を持って取り組み、ちょっとした工夫があればできることばかりです。
中小企業の経営者の中には、「ウチにはお金がないので」「大手企業のようにはできない」と言い訳される方がおられます。
しかし、自動再配達受付システムの構築は無理でも、気持ちの良い再配達の仕組みの提供は可能です。
「たら」、「れば」をなくす
私も肝に銘じたいと思います。
ところで、すったもんだのあげくに再配達されたのは、パソコン本体ではなく同時に購入したソフトウェアのライセンスキーが記載されている書類!
肝心のパソコンは本日配達される予定です(笑)。
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