数値目標は金額と率を組合せる
数値目標は金額と率を組合せる
ヒーズ株式会社の岩井徹朗です。
「でも、それじゃぁ利益率が変わらないよね?」
先日クライアント先で、今後どうやって手元のお金を増やしていくかについて打合せしていた時のことです。
額で見るのか、率を見るのか。
数字を見る際に時々質問されます。
「原価は300万円ぐらい」
「原価率は約30%」
売上高が1,000万円とした場合にはどちらも同じ数字を示しています。
私も話をする相手や会社の置かれた状況によって額と率を使い分けています。
毎月の資金繰りが自転車操業の時には、「粗利で50%を確保しましょう」というよりは「粗利で500万円を目指しましょう」といった方が
具体的な目標がイメージしやすいです。
私の経験からすると、自分はある程度数字に強いと思っている経営者ほど率で考える傾向が強い気がします。
でも、率ばかりで考えていると、時々有効な対応策を見過ごすことにもなりかねません。
先のクライアントさんも、「あっ、そうか。結果的に売上が増えるからいいんだね」とすぐに気づかれましたが、
たとえ利益率が同じでも
売上が増える
↓
売上高×利益率で計算した利益が増える
↓
現金も増える
という結果になります。
このため、目標を立てた場合、頭の中だけで計算するだけではなく、
きちんと数字を紙に書いてみる
ことをお薦めしています。
そして、特に額ではなく率を目標にされる場合は、目標を達成するための選択肢が多いので注意が必要です。
売上高、利益といった
具体的な額も数字として書く
ことで資金繰り改善にもつながります。
ところで、私は毎週1回体重計にのっています。
運動不足がたたってか、ここ数週間体脂肪率が増加傾向に・・・。
体重はあまり変わらないので、見えない内臓脂肪をどうやって減らすか。
なかなかの難問です。
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