月1回は資金繰り表を確認する|キャッシュフロー経営実践講座

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月1回は資金繰り表を確認する

月1回は資金繰り表を確認する

ヒーズ株式会社の岩井徹朗です。

月1回は資金繰り表を確認する

今から17年前の9月、マニラ駐在員事務所の開設のため、フィリピンに赴任して最初にぶち当たった壁が決算報告書の作成でした。


銀行の場合、半期ごとに決算を締めます。

駐在員事務所は融資業務やらないので、いわゆる収入はありません。

しかし、半期ごとにいくらを何に使ったかを所定の報告書にまとめて本部に提出しなければならなかったのです。


9月になって所長から「これやっといて!」と小切手と領収書の束を丸投げされました。

私が赴任したのは8月。

先に所長が赴任していろいろと準備をされていたのですが、決算書の報告はまったくの手付かずの状態。

月次の報告はおろか、預金残高と帳簿の数字の照合ですら、まったく行われていなかったのです。


当時のフィリピンは小切手による支払が中心。

このため、決算を行うには

・預金の入出金と小切手の金額を照合する

・小切手の宛先と請求書を照合する

・支払先の内容に応じて勘定科目を割り振る

といった作業が必要になります。


自分がいた時の経費であれば、だいたい何に使ったのかは分かります。

しかし、赴任前の経費についてはいちいち所長に確認しないと分かりません。

また、小切手の金額も小数点以下の数字があるので、金額の照合するのがかなり面倒でした。

そして、実際、小切手の金額と預金から引落しされた金額が小数点以下のところで違っていたというように、ちょっと信じられないようなことが発生!

なかなか数字が合わないため、決算報告の提出期限の1週間前は。ほとんど徹夜の状態が続きました。


本来、預金残高と帳簿の照合については、定期的に確認していれば何の問題もありません。

仮に小切手の金額と預金から引落しされた金額が小数点以下のところで違っていたというイレギュラーがあっても、すぐに間違いを発見できるはずです。

しかし、駐在員事務所では半年分をまとめて確認しようとしたため、余計な労力と時間を費やしてしまったのです。


「成功の7ステップ」の第四は、定期的な確認です。


銀行の駐在員事務所の場合は予算の範囲内であれば、申請すれば本部から必要なお金を送金してくれます。

このため、ありがたいことに資金繰りについては心配する必要はありません。


しかし、会社の場合は少なくとも

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必要があります。


そして、資金繰り表においては「前月末残高=月初残高」となるのが基本です。

このため、今日であれば、8月末の預金残高について、資金繰り表の数字=預金通帳の数字となっているかどうかをチェックすることがスタートになります。

つまり、資金繰り表は定期的に確認しないとその機能を発揮しないものなのです。


資金繰り表は銀行借入の時だけ作るというのは不充分。

定期的な確認をしてこそ資金繰り表は会社経営にとって有効なものになります。


次回は、成功の7プロセスの第5&6ステップを検証します。


ところで、最初の決算報告作業で痛い目にあったので、翌期からは毎日帳簿をつけることを駐在員事務所内に徹底させました。

人間、痛い目にあうと進歩します。


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Tag: 資金繰り表 預金残高 決算

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