資金繰り表に対する苦手意識を克服する
資金繰り表に対する苦手意識を克服する
資金繰り表は理想的な会社を作るための道しるべ。しかし、多くの企業では、資金繰りが厳しくなってから慌てて資金繰り表を作るため、「資金繰り表=暗い」、「資金繰り表=たいへんだ」というイメージが定着しています。
ヒーズ株式会社の岩井徹朗です。
「嫌いな食べ物はなに?」と聞かれると、私が真っ先に上げるのがコンビーフです。
小さい頃は別に嫌いでもありませんでした。
でも、中学校の時の夏休みを境にコンビーフが苦手になってしまったのです。
その日は柔道部の練習日。
昼食にコンビーフ入りの炒飯を食べて柔道部の練習に向かいました。
夏の真盛り、うだるような暑さの中、練習を続けていると、柔道着の汗臭い匂いとあいまってだんだん気分が悪くなってきました。
そして、練習を終えるや否やお昼に食べたものをもどしてしまったのです。
その日以降、私の中では、コンビーフ=気分が悪くなるという公式が成り立ち、以来35年以上に渡りコンビーフは一口も口にしていません。
さて、昨日は「中小企業再生研究会」の会員限定勉強会で講師をやらせていただきました。
テーマは「資金繰り表の見方、診方、味方」
その中で、最初にお話したのが、
「資金繰り表って聞くと、お金が足りない状況をイメージしませんか?」
ということです。
実際、多くの企業では
資金繰りが厳しくなってから慌てて資金繰り表を作る
ため、
- 資金繰り表=暗い
- 資金繰り表=たいへんだ
というイメージが定着しています。
でも、本来資金繰り表は無色透明。
将来の数字を描いていくので、
「今期は年商1億円を目指すぞ!」
「3年以内にもっと大きい事務所に引っ越そう」
というような明るい未来を数字として表現するものです。
つまり、
資金繰り表=理想的な会社を作るための道しるべ
です。
私の中学校の時の話に戻ると、コンビーフ自体には何の罪もありません。
しかし、いろいろな要因が重なって、私の中で、コンビーフを食べると気持ち悪くなったということが強烈にイメージされています。
このため、私の場合は、コンビーフ=苦手な食べ物になっています。
もし、あなたの中で資金繰り表に対する苦手意識がある場合、悪いのは資金繰り表ではなく、資金繰り表との出会った状況が悪かったのかもしれません。
しかし、会社経営を続けていくためには
資金繰り表に対する苦手意識は克服したい
項目の一つです。
そのためのちょっと工夫をこのブログでも随時紹介していきたいと思います。
ところで、私の場合、コンビーフに対する苦手意識については克服する気が全くありません(苦笑)。
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