資金繰りは順番が大事
資金繰りは順番が大事
ヒーズ株式会社の岩井徹朗です。
昨日、クライアントさんと近所の中華料理店へランチを食べに行きました。
先週お店の前を通った時は、平日なのに閉まっていたので、「ここもつぶれちゃったのか・・・」と思っていました。
しかし、昨日は、メニュー・リニューアル・オープンと看板を出していたので、どうやら一時的な閉店だった模様です。
中に入って、早速新メニューである海鮮オイスター炒飯を注文したのですが、お店を見渡すと、なんだか、様子が以前と違います。
・いつもならすぐに出されるお水がなかなか出てこない
・今までは2名いた給仕の人が1名に減っている
・店内は混んでいるのに料理を食べている人が少ない
・斜め後ろの席では食べ終わった皿がそのまま放置
そして、よく観察してみると、従業員が全員代わっています。
なんとなく、嫌な予感が・・・。
ほどなくして、炒飯が来たのですが、明らかに我々より先に注文したお客さんの料理はまだ出されていません。
また、私は炒飯の単品、クライアントさんはセット(坦々麺付)を頼んだのに、待てど暮らせど、坦々麺が出てこないのです。
そのうち、店のあちらこちらから、「あの~」「すみませ~ん」「まだ来ないの?」の連呼が!
結局、クライアントさんもしびれを切らして注文をセットから単品に変更。
二人で苦笑いしながら店を後にしました。
このお店、以前から従業員の愛想はけっして良くないのですが、味もそこそこ、料理もすぐ出るので、よくランチに利用していました。
しかし、従業員が一新されたためなのか、お客さんが来てから、順番に注文を取り、料理を出すまでの手順が明らかに混乱していました。
会社においても、例えば、原材料を仕入れて製品を作り、販売する場合、仕入→生産→販売という「順番」があります。
そこにお金に関係する動きを加えると、通常は
仕入→[買掛金支払]→生産→[在庫]→販売→[売掛金回収]
というような「順番」になります。
家計簿の場合は、給料日、クレジットカードの引落し日、住宅ローンの返済日といった日付が毎月決まっているものもありますが、多くの項目は比較的自由に支払う順番を決めることができます。
一方で、会社の場合は取引の関係上、いろいろと順番が決まっており、その分より自由度が低いと言えます。
特に、大切な売上金の日付がずれこんだりすると、次の支払にも影響してくるので要注意。
この点、会社の場合は
より厳密な時間管理、期限管理
が必要となってきます。
「収入の確定」、「順番」に次いで会社の資金繰りで考慮しなければならない3番目のポイントについては次回、お話したいと思います。
ちなみに、先の中華料理店、お金を払う時に注文書を見ると、海鮮オイスター炒飯の単品とセットの2種類を頼んだだけなのに、注文書が合計3枚にもなっていました!
どうも注文を取る時に何回もうち間違いをしたらしく、やたらと修正が多いのです。
このため、注文書をパット見ても最終的に何を注文したのかがすぐには分からない状態でした。
順番も最初が特に肝心ですね。
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