孫社長の事業計画
孫社長の事業計画
ヒーズ株式会社の岩井徹朗です。
なでしこジャパンがW杯で念願の初優勝!!
世界ランキング1位の強豪米国に2回も先行されながら、その都度追いついた驚異的な粘り。
そして、PK戦における神技的プレーの連発と冷静なキック。
男子に比べてけっして恵まれているとは言えない環境の中、「優勝を目指す」という彼女たちの言葉がけっして白々しく聞こえなかったのは、
- 自分たちがやってきたことに対する自信
- それを支える実績(FIFAランキング4位)
- 勝利に対する強い思い
が我々にも自然と伝わってきたからなのだと思います。
会社の事業計画においても
- 5年後にはIPO(株式上場)を目指します!
- シェアで30%獲得
- グループで年商100億円達成
といった勇ましい言葉が並ぶ時があります。
もちろん、計画の上できれいに数字を並べることはいくらでもできますが、所詮は絵に描いた餅。
仮に1度は資金調達に成功しても、単なる構想や裏づけのない計画だけでは2度目、3度目はありません。
一方、先日テレビで見た小話によると、ソフトバンクの孫さんは、創業の頃、「豆腐屋を目指す!」と社員に向かって宣言したそうです。
そのココロは「兆(丁)で数えることのできる会社」
そして、孫さんは何年か経ってその宣言通り兆を超える売上高を実現されます。
しかし、当時孫さんの言葉を聞いた2人の社員は翌日には会社を辞めてしまったそうです。
今や世界的に有名な経営者である孫さんですら、最初の頃は身近な社員にもその言葉を信頼してもらえなかったという訳です。
昨年のW杯の時、当時の岡田監督が「ベスト4を目指す」と宣言した時、その実現可能性を心底信用した人がどのくらいいたでしょうか?
目指さなければ始まらないというのも真実ですが、
周りの人にも本気で信用してもらえるようにならなければ、けっして上手くいかない
のも事実。
そのために日々何をやるべきかを改めて考えさせられた今朝の出来事でした。
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