ペコちゃん人形に資金繰りの基本を学ぶ
ペコちゃん人形に資金繰りの基本を学ぶ
ヒーズ株式会社の岩井徹朗です。
日本を代表する老舗洋菓子店である不二家。
小学生の頃、歯にくっついて詰め物がとれてしまって以来食べていませんが、
誰もが一度は甘い牛乳味のミルキーを食べたことがあるのではないでしょうか。
さて、不二家と言えばペコちゃんですが、家族がペコちゃん好きなこともあり、
我が家にもペコちゃんグッズがいくつか並んでいます。
そして、ペコちゃんファンが毎年楽しみにしているのが、
YEAR'S ペコちゃんドールと呼ばれる人形です。
ちなみに2011年版はなんと1体14,910円!
そして、9月30日までの期間限定受付で、11月末日以降順次
発送予定とのことですが、既に現時点で完売しています。
ここで注目したいのは、代金は全額前払いと言う点です。
つまり、仮に5月末にお金を支払ったとしても、商品を受取れるのは早くて半年先。
1体作るのにどのくらいの日数がかかるのかは知りませんが、
完全受注方式のため、在庫リスクはゼロです。
これを会社の資金繰りとして見た場合、試作品を作る費用は多少かかるにせよ、
商品の売上入金
↓
生産開始
↓
原材料費等の支出
というサイクルになるため、資金繰りとしては理想的な流れになります。
昨年生誕60周年を迎えたペコちゃん。かわいい顔をしていても
締めるところはきっちり締めている感じでしょうか。
ペコちゃん人形の場合、濃いファン層向けの特別な商品と言えるかもしれませんが、
資金繰りが上手くいっていない会社の場合、調べてみると
原材料費等の支出→生産→在庫→販売→商品の売上入金
のサイクルが長いケースが多いという現実があります。
つまり、最初のキャッシュ・アウトと最後のキャッシュ・インまでの日数が長いため、
どうしてもその間資金繰りが厳しくなってしまうのです。
自社の場合、売上に関して支出と入金の日数は何日ぐらいかを
一度計算してみましょう。
資金繰りを改善するヒントが見つかります。
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