まじめな社長が陥る罠を避けて、業績を伸ばす原理原則とは?
まじめな社長が陥る罠を避けて、業績を伸ばす原理原則とは?
まじめな社長ほど、人一倍努力します。しかし、「必要なお客さんに必要なものを届ける」という原理原則から外れてしまうと、残念ながら業績はアップしません。
ヒーズ株式会社の岩井徹朗です。
先日のこと。次の打合せまでに1時間以上空いたので、とあるカフェに入りました。
横ではサラリーマン風の2人がかなり大きな声で打合せしています。
「それって、仕事なめてない?」
「なんで?どうして、分かってくれないのかなぁ」
学生時代からの友人なのか、ちょっと頼りなさげなAさんがBさんに仕事の相談を持ちかけています。
聞こえてくる話から推測するに、Aさんが本当は何をやりたいのか、Bさんに対して、何を期待しているのかがいま一つハッキリしません。
「ぶっちゃけ、ハッキリ言うけど・・・」とBさんも半ばあきれた様子なのですが、そこは以前から仲が良いのか、話は止めどもなく続いていきます。
そして、そのうちAさんの方から
「節税対策ってどうすれば良いの?」
「お金使うのって、怖くない?」
という話が出てきました。
当初2人ともサラリーマンだと思っていたのですが、どうやらAさんは起業家。しかも起業して間もないのにかなり儲かっている様子です。
Aさんが具体的にどんな業種の仕事をしているのかは判明しません。
けれども、粗利が高い商売をしており、今のところ節税対策も頭に入れる必要があるほど利益も出ているのです。
もし、私が人事採用担当者でAさん、Bさんの二人のうち、一人だけ採用するとしたら、間違いなくBさんを選びます。
持っている知識、仕事への取組み姿勢、話をする態度等を勘案すると、Bさんの方が安心して仕事を任せられそうです。
しかし、たとえ知識が少なくても、仕事への取組み姿勢が甘くても、また、話の内容が詰まっていなくても、
必要なお客さんに必要なものを届ける
ことができたら、売上を上げ、利益を伸ばすことができるのも、厳然とした事実です。
- 知識やノウハウが足りないとそれを身につけようと努力する。
- 仕事はきっちりとこなして、後ろ指を指されないよう気をつける。
- 話す内容は理路整然と、矛盾がないように詰める。
まじめな社長ほど、人一倍努力します。
しかしながら、
必要なお客さんに必要なものを届ける
という原理原則から外れてしまうと、残念ながら業績はアップしません。
より業績アップを目指すのであれば、余計な雑念はいったん捨てて、シンプルに捉えてみることが大事ではと改めて感じました。
結局結論が出たのか、出ないのか分からないままカフェを後にした二人。
大声で話す内容が気になって、やろうと思っていた作業は進みませんでしたが(汗)、お蔭でブログのネタを一ついただきました。
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