自社の軌跡を振り返って、今日の仕事に活かす
自社の軌跡を振り返って、今日の仕事に活かす
「できること&やりたいこと&価値のあること」がハッキリすると、どんな会社(または人)にこの商品を提供するかが自ずと見えてきます。すなわち、「ニーズのあること」が分かるのです。
ヒーズ株式会社の岩井徹朗です。
ヒト、モノ、カネ、情報
現在弊社が主に運営しているウェブサイトは3つあります。
2.成長支援部作り
3.コアコンセプト・マーケティング
作った順番から言うと、1→2→3。
それぞれ、
1:お金
2:モノ・情報
3:人
に向き合うことをベースに置いています。
会社経営では、
ヒト、モノ、カネ、情報
が大事と言われていますが、3つのウェブサイトですべてをカバーする形になっています。
このように書くと、なんだか凄そうに見えますが(笑)、これはあくまで後付けの解釈です。
実態は、
1.銀行出身ということで、資金繰り、つまりお金の問題を取り上げた
↓
2.資金繰りをちゃんと回していくためには、業務フローを整備して、仕事(モノ)や情報がきちんと流れていく仕組み作りが大事であることに気づいた
↓
3.お金を回すのも、仕組みも回すのも結局は人。人の価値観や感情を深く掘り下げていかないと、より良い会社にならないことが分かった
という流れになります。
つまり、いろいろと試行錯誤を重ねた結果、ようやく今の形に辿りつきました。
そして、人に着目するコアコンセプト・マーケティングに本格的に取組み始めたのは、起業してから約10年が経過していたのです。
一般的なマーケティング
マーケティングでは
できること、やりたいこと、ニーズのあること
の3つが重なる部分の仕事をやるのが良いと言われています。
これに当てはめると、
1.資金繰り:できること
2.仕組み作り:やりたいこと
です。
そして、この2つが重なる部分について、一定のニーズはあったものの、いま一つしっくり来ませんでした。
実は、できることとやりたいことは自分の視点であるのに対して、ニーズのあることはお客様など第三者の視点です。
すなわち、前の二つと最後の一つは視点が異なります。
このため、その三つが重なる部分を見つけるのは、マーケティングの教科書で書いているほど簡単ではありません。
価値を生み出すマーケティング
できること&やりたいことをやって、売上が順調に伸びているのなら問題はありません。
また、売上や利益をを気にしないで、単にできること&やりたいことを続けていたら、それは趣味の世界で終わってしまう恐れがあります。
このため、
「できること&やりたいこと」でどんな価値を提供できるのか
をきちんと言語化して、伝えられないと、ビジネスとして長く続けていけないのです。
弊社の場合で言えば、
1.資金繰り:できること
2.仕組み作り:やりたいこと
を
3.人
に合わせた形で個別にご提供することに価値があると考えています。
資金繰りを改善する方法はいろいろあります。
また、業務フローにしても、仕事のやり方にしても、やり方自体は無数にあります。
しかし、これらは、会社に合ったやり方、特に中小企業であれば、経営者がしっくりする形でやらない限り機能しません。
そして、経営者がしっくりする方法を見つけるには、経営者の本質的な価値観を掘り起こすことが最適であるというのが弊社の出した答えです。
先日もコアコンセプトを掘り当てたクライアントさんから
「とてつもない強さを持つことができた」
というご感想をいただきました。
「できること&やりたいこと&価値のあること」がハッキリすると、どんな会社(または人)にこの商品を提供するかが自ずと見えてきます。
すなわち、「ニーズのあること」が分かるのです。
ここで、見えてくるニーズは当初に想定していたニーズよりも小さくなっていることがあります。
でも、それは対象がより絞り込まれたという証です。
ゴールから逆算して必要な手を打つ
弊社ではここまで来るのに10年かかりました。けれども、今の時代、10年はかかりすぎです。
その要因はやはり、会社として何を目指していくのかがきちんと腹に落ちていなかったからだと思います。
最初に目指すべきゴールが見えていれば、そのゴールから逆算して必要な手を打っていけます。
もちろん、ゴールを目指すプロセスにおいては、思い通りに事が進まないことがあります。
しかし、それは停滞しているのではなく、ゴールに向けてのステップを歩んでいるだけのことです。
そして、ゴールが明確であればあるほど、それをどうやって見せるかというプロセスも自然と決まっています。
ぜひ、目指すべきゴールをもう一度明確にしていただければと思います。
★仕事で目指すゴールを決めるには、自分の価値判断の基準を知ることが早道です。「コアコンセプト・マーケティング」もぜひご活用下さい。詳細は「こちら」です。
★下記のフォームにお名前とメールアドレスをご登録いただければ、最新発行分より「超キャッシュフロー経営通信」【UCF】をお送りさせていただきます。ぜひご登録下さい。
Tag: マーケティング ヒト モノ カネ 情報 コアコンセプト