押し売りを次に活かす
押し売りを次に活かす
ヒーズ株式会社の岩井徹朗です。
弊社で最近力を入れている
ですが、一つ決めていることがあります。
それは押し売りをしないこと。
本質的な価値観であるコアコンセプトは自分で見つけたいと思った時に効果があります。
コーチングや心理学のメソッドを使って経営者をプロファイリングしていくのですが、「自分のことをもっと知ることで、ビジネスに活かしたい」という人でないと、やってもあまり意味がありません。
せっかくお金と時間をかけてコアコンセプトが見つかっても、本人にそれを活かそうという意思がないと、結局は宝の持ち腐れ。
また、マンツマーンで一人の経営者と向き合って深掘りするのは、やる側にとっても、かなりのエネルギーと覚悟のいる仕事です。
このため、我々から見て「この人は絶対やった方がいいのでは?」と思う人には時々お声かけしていますが、「今のところ自分は・・・」とおっしゃる人には強引にはお勧めしません。
一方で、先日、押し売りとまでは言わないまでも、ある人のお勧めで、ちょっとした商品を買いました。
本音を言えば、別に欲しくもなかったのですが、いろいろとお世話になったということもあり、購入を決めたのです。
でも、今回購入して、分かったことが三つありました。
一つには相手のレベル。
今回の商品の販売元は某大手企業。
大手企業であれば普通はちゃんとしていると一般には思われています。
しかし、今回の購入にあたり、初歩的なミスがいくつかあり、正直に申し上げて、「えっ、こんなものなの??」ということがありました。
二つ目は相手とのギャップ。
商品を売る時、売る側はたいてい「これはきっとあなたのお役に立ちますよ!」ということを言います。
詐欺師でもなければ、その言葉は嘘ではないのでしょうが、お客様の役に立つという基準は、人によって様々。
そして、今回商品を勧めた方が言う「お客様の役に立つ」というレベルと、私が考える「お客様の役に立つ」というレベルが違うということが分かったのです。
そして、三つ目は、自分の心理、思考、行動パターン。
もともとそんなに欲しくはないものを今回最終的に買った訳ですが、振り返ってみると、「これを購入することで、もしかすると・・・」と、取らぬ狸の皮算用をしていました(笑)。
また、何回かお世話になったし、熱心に勧めてくれるし、ということも購入した要素になっています。
これらの心理、思考、行動パターンは人によって異なります。
でも、同じ人であれば、似たようなパターンをたいてい繰り返しています。
今回の購入で相手のレベルや真意が分かり、商品を購入するに至る自分のパターンも再認識できたので、次回同じようにセールスを受けた際には、今回とは違った対応になるのを確信しています。
「敵を知り己を知れば百戦危うからず」と言われますが、相手のことを知らないと大きな勘違いを生みます。
また、自分のことが分かっていないと、時には同じような過ちを繰り返すことになります。
そして、これらは頭の中で想像しているだけではなかなか分からないものです。
昔あるセミナーで、参加者の人が「人に騙されないためにはどうすれば良いですか?」と質問をしたところ、講師であるベテラン経営者が「一度は騙されること!」と一言でズバッと答えていました。
強引に売り込みをかけられるのは好きではありませんが、押し売りからでも学べることはたくさんあります。
なお、コアコンセプト・マーケティングに関しては、毎月定期的に体感セッションを行っています。
先週受けていただいたお客様の声です。
↓ ↓ ↓
「体感セッションは悪いことも思い出しましたが、いい思い出もよみがえってきて幸せな気分になりました。マンツーマンであのような時間が持てるというのはとても贅沢なことだと感じました。」
(S.M.様 東京都 会社経営)
押し売りはしませんが、毎月の定例開催日以外でも、ご希望がありましたら、個別に日程調整させていただきますので、お気軽にお声かけいただければ幸いです。
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