経営とピアノ調律の共通点
経営とピアノ調律の共通点
ヒーズ株式会社の岩井徹朗です。
「そろそろ調律の時期なので、ご連絡させていただきました」
毎年この時期になると、ピアノの調律をやっている会社から電話がかかってきます。
家内が子供の時に買ってもらったピアノ。
実家に置いているのですが、年1回調律をお願いしています。
一般的にピアノの調律料金は1回あたり12,000円~16,000円するそうです。
でも、普段はほとんど使っていないものに年1回とはいえ、お金を払うのは
「なんとなくもったいなぁ」
「まぁ、今回はいいや」
となりがちです。
そこで、この会社では保守会員制度を設けて、口座振替で料金を徴収しています。
1月当たりの金額は1,000円弱。
しかも、「引落代行会社に支払う手数料削減のため」という理由で、
口座振替は2ヵ月に一回です。
また、毎年やって来る調律師は、原則として違う人が来るよう手配されています。
これは、同じ人がやっていると、手抜きやミスがあってもごまかす恐れがあるため、
人を代えることで、相互にチェックするのが狙いです。
そして、前回の調律から1年近く経つと、
冒頭のような電話がかかってきて日程調整を行います。
最初は新聞広告でたまたま見つけた会社ですが、
お金の流れや仕事の流れがとてもスムーズ
なので、ずっと利用させてもらっています。
キャッシュフローを上手く回していくためには特別なウルトラCはありません。
一つひとつは地味で、当たり前のようなことを
どのくらい地道に実践できるか
が鍵を握ります。
- 口座振替で自動的にお金を徴収する
- 不要な手数料を削減するために口座振替のサイクルを2ヵ月に1回にする
- 毎回人を代えることで、お互いの仕事をチェックする
- 期限管理をしっかりして、事前に連絡する
一つぐらいはできても、それをすべてやるのはそんなに簡単なことではありません。
ピアノの調律は音の微妙なズレを聞き分けて必要な対応を地道にやるのが本質。
経営も状況の変化に応じてちょっとした工夫や知恵をどれだけ重ねられるか
が勝負の分かれ目。
変化と上手に調和し、全体のバランスを取って調和していく
には不断の努力が必要です。
明日で10月も終わり。
だんだん年の瀬が迫ってきてなんとなくバタバタしますが、
周囲に惑わされることなく、地道な実践を続けていきましょう!
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