数字の印象は見る角度で違う|キャッシュフロー経営実践講座

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数字の印象は見る角度で違う

数字の印象は見る角度で違う

ヒーズ株式会社の岩井徹朗です。


東京では桜が見頃を迎えましたが、皆さんのところではいかがでしょうか。

この動画は先日よみうりランドに向かうゴンドラから撮影したものです。

普段は下から見上げることの多い桜ですが、
上から見下ろすとまた違った印象を受けました。


さて、見る角度によって印象が違うのは会社の数字でも同じです。


あるクライアントさんで、新規事業がようやく軌道に乗り始め、
前期の決算でようやく債務超過を解消されました。

その決算書をベースに銀行に借入申込みをしたところ、
1,000万円の融資が決まったというご報告をいただきました。


純資産の金額はまだそれほど大きくはありません。

けれども、社長を筆頭に新規事業に全力で取り組んだことで、
着実に利益を上げて債務超過を解消できたことが、
かなり高く評価されたのではないかと思います。


例えば直前期の決算で純資産の金額が100万円という時

  • 前々期:1,000万円→前期:100万円
  • 前々期:▲1,000万円→前期:100万円

であれば、同じ100万円でも印象が全然違います。

このため、表面上は100万円であっても
説明しなければならないポイントが異なります


前々期:1,000万円→前期:100万円であれば、気になるのは、
「このままだと今期債務超過になるのでは?」ということです。

一方、前々期:1,000万円→前期:100万円のケースは
「前期の勢いは今期も続けていけるのか?」が気になります。


このように、会社の数字も見る角度によって印象が違うので、
銀行交渉にあたっても、
単に決算書を提出するだけではなく、
銀行員が気になるポイントを的確に説明する
ことで、希望通りの金額を借入できるか、
思ったよりも低い金額しか借入できないかの違いが出ます。


数字を不正にごまかすことは絶対にダメです。

でも、出てきた数字の位置づけを変えることは
経営者のちょっとした努力によって可能です。


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