値上げ&値下げの先にあるもの
値上げ&値下げの先にあるもの
ヒーズ株式会社の岩井徹朗です。
昨日の午後は繁盛店プロデューサーの早川雅章先生のテナント代値下げセミナーに参加しました。
事前の準備をしっかりして論理的かつ心理面も使って交渉を行うプロセスは実務的でたいへん参考になりました。
最後に早川先生が強調されていたのは、「賃料を引下げるだけではだめ!」で、「値下げ分をどんなことに使うのか?」が大事ということです。
このため、値下げ交渉の際には大家さんにも、「値下げ分をどんなことに使うのか?」を話した方がベターというお話でした。
銀行に借入金の返済条件の変更を依頼する際にも
返済額を減らした後、資金繰りはどうなるのか?
をきちんと事業計画で示す必要があります。
毎月の借入金返済額が減って多少お金に余裕が出てきた時に
お金を何に使うのか?
が明確でなければいけません。
- 新しい商品を開発する
- 人を採用して営業力を強化する
- 広告宣伝に力を入れて売上を伸ばす
会社によって状況は様々ですが、いずれにせよ問われるのはお金の使いみちです。
賃料の値下げにしても、借入金の返済条件変更にしても、それ自体はゴールではありません。
ゴールは
新たな分野にお金を使う
↓
利益を上げる
↓
中長期的にキャッシュフローを回す
ということ。
今は消費税の引上げに伴う値上げの話題がいろいろと出ていますが、値上げの場合も基本的な考え方は同じです。
値上げすることによって、お客さんの数が減ることもありえます。
この時には
- リピートしてもらう回数を増やす
- セット商品を使って1回あたりの購入金額を増やしてもらう
という打開策もあれば、
- ターゲットとする客層そのものを変える
という大胆な対応方法もあります。
大事なのは
中長期的にキャッシュフローを回す
ということ。
価格の先にあるものをぜひ見据えていただければと思います。
ところで、昨日のセミナー会場のある神保町まで自宅からは、今までは片道440円でしたが、昨日Suicaから引落しされた金額は片道447円。
1円単位の運賃にはまだ違和感があります。
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