自律は自立への第一歩で、自ら作ったルールは自分で守る
自律は自立への第一歩で、自ら作ったルールは自分で守る
個人的には、規則、規則で縛るのは好きではありません。しかし、本当に守らなければならないルールは徹底して守らせることも時には必要です。自律は自立への第一歩です。
ヒーズ株式会社の岩井徹朗です。
「ちょっとカバンの中を見せて」
あなたは、持ち物検査をされたことがあるでしょうか。
中学生や高校生の頃、校門のところに風紀委員の先生が立っていて、カバンの中をチェックされたという方もおられるかもしれませんね。
私は学生時代には一度も持ち物検査を受けたことはありません。
しかし、社会人になってからは何回か経験があります。
銀行では、取引先を訪問した際、現金、通帳、小切手、手形といった重要物をお預かりすることがあります。
これらの重要物を預かる時には、集金帳に何をいくら預かったかを書かなければなりません。
銀行員は信用第一。
大切なお金を預かった証拠として記録を残すことが求められます。
このため、集金カバンの中身をチェックして、きちんとルールが守られているかを副支店長などが時々確認するのです。
もちろん、検査される方は気持ちのいいものではありません。
しかし、今振り返ると
自分たちで決めたルールがきちんと守られているかどうかを自分たち自身でチェックする
というのは、自律的な行動であったと言えます。
たまに「社員がなかなか言うことをきかない」と嘆いておられる経営者がおられます。
そのような場合、ルールは決めたけれど、ルールを守らせる努力をしていないことが少なくありません。
そして、決めたルールを守らなくても何にも言われないとなると、社員の間で「別にあのルールは守らなくてもいいんだ」という意識が芽生え始めます。
すると、社長が大切なことを言っても、「どうせ、またいつもの気まぐれが・・・」という事態にもなりかねません。
私は個人的には、規則、規則で縛るのは好きではありません。
しかし、本当に守らなければならないルールは徹底して守らせることも時には必要です。
自律は自立への第一歩です。
ところで、集金帳につけないで重要物を預かっていると、素預かりと言って、見つかるとこっぴどく怒られます(汗)。
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