経営者と社員の間のギャップを埋める
経営者と社員の間のギャップを埋める
ヒーズ株式会社の岩井徹朗です。
「あんた笹原小学校へ行ったんやって?」
先日久しぶりに会った母から言われました。
先日、近くへ行く用事があったので、母校である小学校まで足を延ばし、校門の前で写真を撮影。
Facebookに写真を投稿していました。
どうもその写真を叔父が見たらしく、近くに住む母に伝えていたようです。
その叔父さん、Facebookでは友達になっていますが、一度も「いいね!」やコメントをくれたことはありません。
でも、インターネットはよく使っているようで私の投稿も見ていたようです。
悪いことはできませんね(笑)。
さて、私は社外管理本部長として、クライアントさんの社内の中に入り込んで仕事をすることがあります。
その際、経営陣や社員の方といろいろな話をさせていただくのですが、感じるのは
- 社長は社員が思っている以上に社員のことをよく見ている
- 社員は社長が思っている以上に社長のことをよく見ている
ということです。
忙しく飛び回っているのに、「A君はああ見えても案外芯が強くてね」と社長が私に話していただくケースもあれば、「社長のネクタイっていつも派手ですよね」「社長が最近機嫌が悪いのは奥さんとなんかあったんですかねぇ」という社員のコメントに、「そんなこと気にしないで、もっと仕事に集中したら?」と思わずツッコミを入れたくなる場合もあります。
経営者と社員の間にはいろいろなギャップがあります。
例えば、社員が、「売上を上げるにはこのプロジェクトをやりたいが、社長に言ったら『アホか?』と怒られるだろうなあ」とシュリンクしているケース。
社長は、「いいアイデアがあったらいつでも俺に直接話せと朝礼で言っている」と、おっしゃっているのですが、よく観察すると、その社長さん、いつも難しい顔をして席に座っています。
経営者からすれば、「そんなこと言わなくても分かるだろう」と思っていても、社員にはその真意が伝わっていません。
現実問題として社員の側から一歩踏み出すのはかなり勇気のいることです。
ギャップを埋めるためには思った以上に社員に見られていることを前提に、経営者が社員の側に一歩踏み込むことが必要です。
ところで、私の場合、日頃はほとんど会話のない親子関係ですが、Facebookと叔父さんのお蔭で少しだけギャップが埋まりました(苦笑)。
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