インテリジェンスサイクルを回す
インテリジェンスサイクルを回す
ヒーズ株式会社の岩井徹朗です。
昨日は地元の法人会の新春講演会に行ってきました。
講師の先生は元NHKワシントン支局長の手嶋龍一さん。
最近では「ブラック・スワン降臨」等の本も出版されている外交ジャーナリストです。
日本でも安倍政権になって、日本版CIAを設置するといった話が出ていますが、アメリカでは常に世界の情報を収集・分析している機関がCIAを始めとして16もあり、毎朝8時30分から大統領に最新の情報を報告する仕組みができているそうです。
情報の中には、もちろん、一部の人しか知りえない極秘情報もありますが、中にはその気になれば誰でも入手できる情報もあるとのこと。
これら玉石混合の中から、いかにして光るダイヤモンドを見つけるか。
これはなかなか簡単なことではありません。
このため、手嶋さんは、
情報収集→情報分析→情報精査→決断
という「インテリジェンスサイクル」をきちんと回すことの大切さを強調されていました。
ところで、会社においても、
情報収集→情報分析→情報精査→決断
というサイクルを回すことは大切です。
中小企業の場合は、経営者が一人でこのプロセスを行っていることも多いかと思います。
ただ、人間誰でも得手不得手があるので、情報が偏ってしまうといったことや、せっかく入手した情報を上手く活かしきれないといったことが起こりがちです。
最後の決断は経営者にしかできないこと。
けれども、他のプロセスは経営者以外でもできることです。
一方で、情報収集はともかく
情報分析や情報精査は実践や経験を積まないとなかなかできない
ことも事実です。
この点、手嶋さんも、日本版CIAについて「仕組みだけ作っても、ちゃんと機能するには時間がかかるのでは?」と懸念されていました。
あなたの会社の「インテリジェンスサイクル」はきちんと回っているでしょうか。
時間がかかるだけに早めに取り組みたい課題です。
★下記のフォームにお名前とメールアドレスをご登録いただければ、最新発行分より「超キャッシュフロー経営通信」【UCF】をお送りさせていただきます。ぜひご登録下さい。
Tag: インテリジェンスサイクル 情報収集 情報分析