社内用語は統一して、誤解による無用なトラブルを防ぐ
社内用語は統一して、誤解による無用なトラブルを防ぐ
問題は人によって、言葉の対象や解釈が異なる場合。無用な誤解によるトラブルを防ぐためにも、社内で使う言葉の統一は必要です。
ヒーズ株式会社の岩井徹朗です。
俳優の三宅祐司さんの奥様は、友達にご主人をする時、「あそこに立っているのがうちの主人です」と言うべきところを、「あそこが立っているのがうちの主人です」
また、夫婦喧嘩をしている時に「もうどいてよ!」と言おうとして、「もうだいてよ!」
微妙な言い間違いでの爆笑エピソードがいくつもあるそうです(笑)。
三宅祐司の奥さんの場合はネタの一つとして笑えますが、会社の中では、微妙な言い間違いがトラブルの原因になることもあります。
ある会社では、新規先との取引を始める際、大きく分けて、
- 申込書を差入れする方式
- 契約書を締結する方式
の二つがあります。
今は9割以上が申込書差入れ方式で対応しており、稟議書の中で「契約書にする」という文言がなければ、基本的には申込書をもらうというルールがありました。
そして、事務担当者の交代があって間もない頃、「〇〇社と契約を結びます」と書いた稟議書が回ってきました。
新任の担当者が「これは例外的な対応だ」と思って契約書方式で準備を進めていたところ、実はこれも申込書方式で良かったということが、後になって分かったのです。
結果的には、取引先に書類を持っていく前に間違いが分かったので、特段問題は発生しませんでした。
しかし、この場合、「契約を結ぶ」という文言は「契約書を締結する」という意味にも取れるため、今後用語の統一が必要な旨アドバイスさせていただきました。
会社の中には、社員の中でしか通用しない用語や言葉が使われていることがあります。
それ自体は必ずしも悪いことだとは言い切れませんが、問題は人によって対象や解釈が異なる場合です。
無用な誤解によるトラブルを防ぐためにも
社内で使う言葉の統一
は必要です。
ところで、もうすぐ母の日ですが、家内の母も三宅祐司の奥さんに負けず劣らずのオトボケ振りを発揮してくれます。
かつて、テレビで見た「カール・ルイス」を「パールライス」と連呼。
ずっと面白いと言って見ていた人気アイドルグループ「関ジャニ」を「セキジャニ」と・・・・・。
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