実態を知った上で判断する|キャッシュフロー経営実践講座

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実態を知った上で判断する

実態を知った上で判断する

ヒーズ株式会社の岩井徹朗です。

実態を知った上で判断する

自宅から駅へ向かう道すがら、突然できたプレハブの建物。

もともとは駐車場だったところに1日でできあがった謎の物件。

現在進行中である調布駅の地下工事関係の建物かと思いきや、翌日にはタイルのような外装。

「???」と思っていると、しばらくしてから近所に建設中であるマンションのモデルルームであることが分かりました。


まだ、オープンしていない様子ですが、外観だけ見ると、落ち着いた色合いで、ちょっとおしゃれな建物に見えます。

もちろん、建築に詳しい人が見ると「これって、プレハブでしょ!」とすぐに分かってしまうと思います。

私の場合、たまたま外装工事前の実態を知っていたので、今は「プレハブなのにすごいなあ」というのが率直な感想です。


しかし、その実態を事前に知らなければ、私のような建築の素人では、「なんだか高級そうな建物」と感じたのではないかと思います。

まあ、私の場合は、マンションを買う気も買う予算もありませんが、先のモデルルームの雰囲気がマンション購入の一助になることは間違いありません。


ところで、会社経営においても、実態を知らないために判断を見誤ってしまうケースがあります。

もしかすると、今回のAIJ投資顧問の企業年金問題も「高利回りでの運用実績」という表面上のメリットのために判断を誤ってしまった例なのかもしれません。


特に金融商品の場合は、難しい言葉や複雑なスキームを使って実態がよく理解できないものがあります。

大事な資産を運用する際は看板や雰囲気に惑わされずに

  • 納得できるまで説明を聞く→訳の分からないものはやらない
  • 充分に比較検討する→必要に応じてセカンドオピニオンを取る
  • ほったらかしにしない→定期的にチェックする

という姿勢が大切です。


さて、先のモデルルームですが、駅と反対側の裏手の箇所は一部プレハブのままです。

もちろん、コスト削減のために、その部分は外装をしていないのだと思います。

しかし、通勤の途中で、毎朝そのプレハブ部分が目に入る私は、「この業者さん、手抜き工事はしないよね?」とちょっぴり心配してしまうのでした。


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Tag: 実態の把握 判断を誤る 経営判断

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