売掛金の回収(銀座のオキテ編)
売掛金の回収(銀座のオキテ編)
ヒーズ株式会社の岩井徹朗です。
今日で仕事納めという会社も多いようですね。
大掃除を終えて夕方から一杯飲みにいく方もおられるかと思いますが、あなたはいわゆる「つけ」で飲めるお店をお持ちでしょうか?
残念ながら私にはないのですが、あるクライアントさんは銀座に1軒行きつけのお店を持っておられます。
それほどバカ高くはないらしいのですが、それでも1回行くと数万円。
このため、請求書を後日郵送してもらい、1ヵ月分をまとめて振込み、精算されています。
でも、このつけ払い。
もし、つけで飲んだお客さんが支払わないと担当の女性が立替えてお店に払うルールがあるとのこと。
もちろん、私のクライアントさんはきちんと支払いされていますが、知人の方で30万円ほど飲み食いして結局払わずにどこかへ行ってしまった人がいたそうです。
そして、その踏み倒された分は女性の給料から天引き・・・。
「この人ならきちんと支払ってくれる」と信頼して、後払いを認めている訳ですが、たまにその信頼を裏切る輩がいるようです。
つけでというのは、会社の業務で言えば、売掛金を立てること。
クライアントさんが馴染みのお店では、その売掛金回収の責任をつけを承認した担当者に負わせています。
一般的な会社では、そこまで担当者に責任を持たせているケースはまれです。
通常何気なく行っている業務であるため、ついついリスクを忘れがちですが、
売掛金を立てて後払いを認めることはある意味お金を貸すのと同じ
です。
先方に渡すのが、お金なのか、商品・サービスなのか、という違いはあるにせよ、後からお金を回収できなければこちらとしては大きな損失です。
この点、お店としては取りっぱぐれがないよう仕組みを作っている銀座のママさんはなかなかのやり手経営者です。
昔は、「○○会社の名刺を見せれば、銀座でもつけで飲めた!」というような自慢話(?)を時々聞いたことがありますが、はたして、今でもそのようなルールはあるのでしょうか。
つけを認めるか、認めないかの基準をどのように設定しているのか、後学のために聞いてみたい気もしますが、受講料は高そうですね(笑)。
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