ウォーレン・バフェット氏の着眼点
ウォーレン・バフェット氏の着眼点
ヒーズ株式会社の岩井徹朗です。
持続的な成長
初来日したウォーレン・バフェット氏が強調しているポイントです。
世界的にも有名な投資家であるバフェット氏。
日本に来られたのが初めてというのはやや意外な感じですが、割安な優良株への長期投資を信念とするバフェット氏にとって、
長期にわたって成長し続ける会社かどうか
というのが、投資を決める上での重要なファクターです。
高度成長期と違い、今はモノを作ってもなかなか売れない時代。
消費者のニーズも多様化しており、爆発的なヒット商品がなかなかで出ません。
また、インターネットの普及もあり、誰もが簡単に情報を入手できることから、仮にヒット商品が生まれても、すぐに似たような商品が出回ってきます。
大手企業の場合はM&A等を駆使して、市場のシェアを握り、利益を確保することも可能でしょうが、中小企業の場合は、なかなかそうは行きません。
事業を継続するだけならまだしも、事業の成長を続けるというのは並大抵のことではありませんね。
しかし、一方で、100年以上も事業を続けている会社が世界で一番多い国が日本です。
最近、大企業では3~5年の中期計画はあっても、10年、20年単位の長期計画を作ることが少なくなったと言われています。
それだけ、経営環境の変化が激しいという裏返しかもしれませんが、中小企業の場合、株主からの短期的な要求を気にせず、
より長期的な視野に立って会社経営を考える
ことも実行しやすい環境にあります。
いろいろと大きく動いた2011年。
年末にかけて何かとせわしくなる季節ですが、一度じっくりと腰を落ち着かせて30年、50年の長期構想を立ててみる良い時期なのかもしれません。
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