人気がなくても信念を持って実行する|キャッシュフロー経営実践講座

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人気がなくても信念を持って実行する

人気がなくても信念を持って実行する

ヒーズ株式会社の岩井徹朗です。

人気がなくても信念を持って実行する

ある方の紹介で大学の先生にお話をお聞きする機会がありました。

その先生は私が以前から興味を持っている「儲けるための会計」を
大学で教えられています。

来月先生が主催する勉強会に参加できることになりました。

いわゆる「儲けるための会計」の内容については私自身がよく理解・消化した上で
皆様にも別途お伝えしたいと思っています。


さて、研究室で2時間ほどお話をお伺いしてから、先生行きつけの焼き鳥屋さんへ。

そこで、先生がおっしゃるのは、「私のゼミは人気がないんですよ…」

すると、同席していたOGの一人が、「先生のゼミはハードルが高いんです。」


話をよくお伺いすると、先生のゼミは

・毎週ゼミが開催される

・遅刻や出欠には厳しい

・卒論も細かく指導される

・入る前にOB、OGによる面接がある

・毎年夏に3泊4日の勉強漬け合宿がある


他のゼミではゼミの開催が隔週であったり、卒論の指導が中心であったりと
比較的楽なのに対して、先生のゼミではしっかり勉強させられます。
このため、今どきの学生にとってはあまり人気がないらしいのです。


研究室でお話をお聞きしている際に分かったのですが、
先生は社会人になる前の最後の教育の場として厳しく学生を指導されています。

しかし、その厳しさはあくまで学生のためを思ってのこと。


「ゼミ生は私の息子であり、娘である」
と何回もおっしゃっており、学生一人ひとりの特徴をつかんで、
その学生の個性に合わせた指導を実践されている先生からは学生に対
する深い愛情が感じられました。

もちろん、それをしっかりと分かって先生を慕う学生も何人もいるのですが、
残念ながら学校の中ではまだ少数派に留まっている模様です。


会社においても、時には社員に不人気なことをあえて実行しなければなりません。

  • 今までやってきた仕事とは全く別の仕事をやらせる

といった業務に直接関わることから、

  • 残業をする際には上司の事前を許可を必要とする

といった管理面まで様々です。

特に経費を削減するといった施策は評判の悪いものの代表例かもしれませんね。


しかし、ここで経営者が甘い顔を見せていると、
結果的には社員のためにならないということもあります。

単にケチで経費に口をうるさく挟むのか、会社をより良くするために
無駄な経費削減を目を光らせているのか、社員全員に理解させるのは
なかなか難しくても、中にはその趣旨をしっかりと受け止める社員は必ずいます。


人は誰しもあえて他人から嫌われたくありません。しかし時には
あえて心を鬼にして決断することも必要です。

特に今この時期は本来やるべき当たり前のことをきちんとやる
ことが求められています。

かの先生のように、たとえ一部で人気がなくても信念を持って
正しいことを確実に実行していく勇気が必要です。


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