会社の経営理念をお金に変える種を蒔く
会社の経営理念をお金に変える種を蒔く
社員の意識を変えるには言葉の力を借りて、場をしつらえることが有効。経営理念と結びつける形で社内における名称を変えましょう。
ヒーズ株式会社の岩井徹朗です。
経営理念をしっかり定めることは大切。
けれども、どんなに立派な経営理念を作っても、それだけですぐに売上が倍になったり、資金繰りが急に改善したりしないのも事実です。
弊社では、社長の深層価値観であるコアコンセプトを深掘りした後、会社のコアコンセプトであるミッションやビジョンを再定義します。
そして、それを実際の商品コンセプトに落とし込むステージに入っていくのですが、この段階で初めて、実際の売上と言う数字に結びつきます。
また、その際、その商品を作る人、売る人、販売後のフォローアップをする人の意識や取り組み姿勢まで、会社の経営理念が反映することで、一時的な売上アップでなく、継続的な売上につながり、やがて、資金繰りの改善にも結びついていくという訳です。
それゆえ、経営者がたいへん苦労されているのは、経営理念を生む過程よりも、経営理念を社内に定着させ、社員に浸透させていくプロセスです。
これは、社員という人を相手に行う仕事なので、一度会議で話したから終わりということにはなりません。
また、「これが正しいやり方だ」とか、「この方法なら最速でできる」ということにはならないのが普通です。
けれども、比較的簡単に実行できて、効果のある方法の一つが
社内における名称を変える
ということです。
例えば、外注先。
リソースが限られている中小企業にとっては、社外の力を借りることは業容拡大にとっては不可欠です。
その外注先を「下請け」と言うのか、「外部協力者」と呼ぶのか、「ビジネスパートナー」と称するのかによって、言葉から来る印象も大きく異なります。
また、お客様からの苦情を「クレームが来た」と捉えるのか、「お客さんからのSOSだ」と感じるのかでは、その後のトラブルへの取り組み姿勢も変わってきます。
CSと聞くと、普通はカスタマー・サポートを思い浮かべます。
けれども、急速に業容を拡大しているウーバー(Uber)社やエアビーアンドビー(Airbnb)社では、CSをカスターマー・サクセスと捉えて、収益を生むセクションと位置づけているそうです。
社員の意識を変えるには場をしつらえることが必要です。
そして、場をしつらえるには、言葉の力を活用するのが費用対効果としては有効です。
新年度が始まったこの時期、あなたの会社の経営理念を社内に浸透させるために、名称を変えた方が良いものは何でしょうか?
経営理念と結びつける形で社内における名称を変える
コストをかけずに、意識改革の種を蒔ける方法です。
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Tag: 経営理念 ミッション ビジョン 意識を変える 場をしつらえる