いい会社でもお金が足りない|キャッシュフロー経営実践講座

キャッシュフロー経営実践講座

いい会社でもお金が足りない?

いい会社でもお金が足りない?

ヒーズ株式会社の岩井徹朗です。

いい会社でもお金が足りない

「いい会社」への投資で知られる鎌倉投信。

そのファンドマネージャーの方が先日放送された
NHKの「プロフェッショナル 仕事の流儀」に出演されていました。


印象に残ったのが、ある会社へお金を出すか出さないかを
検討している時のシーンです。


借入の申込があったのはフェアトレードを推進している会社。

いわゆる発展途上国から適正な価格で商品を買い取り販売しています。

その会社では発注先への前払いが基本になっているため、
注文が増えれば増えるほどお金が必要となるキャッシュフローでした。

会社は社会的に意義がある仕事をやっており、取引先からも非常に喜ばれている。

社員も非常にやる気があって、皆前向きに仕事に取組んでいる、
すごく「いい会社」です。

でも、今回鎌倉投信ではその会社にお金を出しませんでした。


その理由の一つが前述のキャッシュフローの問題でした。


お金を借りる→借りたお金で発注量を増やす

という流れになりますが、増やした発注量で

売上が増える→利益が増える→キャッシュが増える

という流れが確立しないかぎり、会社のキャッシュフローは改善しません。


逆に増やした発注量で

在庫が増える→値下げして販売する→利益が減る→キャッシュが減る

ということだってありうるのです。


会社はその成長過程によって、求められるものが違ってきます。

しゃにむにまずは売上を上げるという時期もあれば、
利益にも目を配らなければならない時期、
そして多少無理しても先行投資として設備の増強に力を入れた方が良い時期
もあります。


先のフェアトレードの会社で言えば、お金を出す側としてはいい会社で
応援したいけれど、キャッシュフローの構造を変えた方が良いステージなので、
今は融資しないと判断した模様です。


来月6月6日(土)に開催する

100リストから考える20年ビジネス戦略会議(第2回)

は、

第一部:「100リスト大質問大会」では、前回に引続き
「『超キャッシュフロー経営』実現のための100の実践チェックリスト」
に関する質問をお受けし、
第二部:20年ビジネス実践に向けての「フェーズ感シート」作成では、新たに
20年ビジネスに向けてのフェーズ感をステップに分けて考える
ことを体感していただきます。


今手元のキャッシュが足りないからといって
銀行からお金を借りた方がいいステージもあれば、
まずは自社でキャッシュフローの流れを見直した方が良いステージもあります。


今回ご参加いただく方には過去5回開催している
20年ビジネスのセミナー動画(DVD販売価格:6,480円)を
無料でご視聴いただける特典もあります。


「いい会社」はその事業を長く続けてこそ価値があります。

100リストから考える20年ビジネス戦略会議(第2回)

をキャッシュフローを長期的に改善するきっかけ
としていただければ嬉しく思います。


早くも各地で30度を超える暑さ。
体調管理には気をつけて素敵な週末をお過ごし下さい。


★下記のフォームにお名前メールアドレスをご登録いただければ、最新発行分より「超キャッシュフロー経営通信」【UCF】をお送りさせていただきます。ぜひご登録下さい。

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