仕事に命をかけるな:安定志向(その1)
仕事に命をかけるな:安定志向(その1)
仕事に命をかけるな、かけるのは知恵と志とお金
仕事に命をかけない
「仕事に命をかけるな」とは仕事は本来生きていくためにやるものであるという考え方に基づきます。
一所懸命に仕事をやることは大切。
でも、会社の資金繰りに行き詰まって自殺したりすることはもっての他です。
また、身体を壊すほど苦労を重ねて病気になってしまっては元も子もありません。
そして、「命をかけて」という言葉自体はたいへん美しいですが、その言葉を発する際、考えるべきことを放棄したり、その言葉に酔ったりすることはないでしょうか。
20年単位でビジネスを続けていくためには、常にギリギリの状態に追い込まれるのではなく、できるだけ平常心で仕事に臨める状況を作ることを心がけましょう。
仕事に知恵をかける
まず「仕事にかけるのは知恵」です。
誰のために、何を、どのように行うのか。
また、その仕事をやるにあたってどうやったらよりスムーズにできるのか、どうやったらその効果がより発揮できるのか、常にPDCAサイクルを回していくことがポイントです。
先手先手で知恵を絞ればたいていの仕事はなんとかなります。
仕事に志をかける
次に「仕事にかけるのは志」。
仕事を単に売上を上げるため、自分の給料を増やすためだけにやっていると、仕事が上手く行かなかった時や何かトラブルが起こった時にすぐに諦めてそこから逃げ出して別の道を探したりします。
しかし、
「当社はこういう人の役に立ちたい」
「世の中のこんな問題を解決したい」
という志がしっかりあれば、多少の困難にぶつかっても、なんとかそれを乗り越えようとするのではないでしょうか。
仕事にお金をかける
そして、「仕事にかけるのはお金」。
創業当初などまだ売上が安定しない時はなるべくお金をかけずに仕事を行うことが多いかと思います。
でも、時間は有限。事業を長く続けていくためには、お金を使ってレバレッジをかけていく必要があります。
キャッシュフローをしっかり把握して仕事にお金をかけられる状況を作りましょう。
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