高校野球の大逆転劇と会社経営|キャッシュフロー経営実践講座

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高校野球の大逆転劇と会社経営

高校野球の大逆転劇と会社経営

ヒーズ株式会社の岩井徹朗です。

高校野球の逆転劇から経営者が学ぶこと

連日熱戦の続く甲子園ですが、
お盆休みで実家で高校野球を観戦されている方もおられるかもしれませんね。

残念ながら私の故郷の代表校市和歌山は1回戦で敗退してしまいました。

あなたの故郷の代表はいかがでしょうか。


さて、高校野球と言えば逆転劇がよく話題になります。

今年もゴジラ松井選手の母校である星陵高校が
県大会の決勝で9回裏に8点差をひっくり返して
甲子園出場を決めたことが大きく話題になりました。


子供の頃は逆転劇が生まれるたびに

「驚異の粘りですね!」

「やはり野球はツーアウトから!!」

といったアナウンサーの声に大きくうなづきながら

「高校野球はやっぱりすごいなぁ」

「みんなプロ野球より熱心ですごいや」

と素直に思っていました。


しかし、大人になってから高校野球の逆転劇に接すると
むしろ逆転したチームより、逆転されたチームの方に関心が行きます


「なぜ、あんなに点差があったのにひっくり返されたのか?」

「あそこで守り切れなかったのはどうしてなんだろう?」

という具合です。


最後まで抑えきる実力がまだチームに備わっていない

という能力的な問題もあれば

プロ野球と違って、先発、中継ぎ、抑えという分業制になっていない

という仕組みの問題もあります。


また、

大勢の観客がいる中ではどうしても緊張する

猛暑の中の試合では最後まで集中力が続かない

といった外部環境の問題があるかもしれません。


いずれにせよ、

もう一歩のところで勝ちきれない

という時には必ず何らかの理由があります。


特に

崩れかかった時にどこで踏ん張れるか

というのが勝負の分かれ目になります。


そうは言っても高校野球は高校の部活動なので、
負けた苦い経験を将来に活かすことができます。

一方で、会社経営の場合。

小さな負けはまだ取り返しがつきますが、大きく負けた場合は
その負けた経験を次に活かすという悠長なことを言ってられません。


「彼に任せておけば心配ない」

「あそこの社長は信頼できる人だから」

「銀行の担当者からは『大丈夫です』という返事をもらった」


大方のケースでは問題なくても、ちょっとした詰めの甘さで

「まさか彼があんなことをするなんて!」

「20年来のつきあいだったのに・・・」

「月末の決済資金3,000万円どうしよう!!」

という大逆転をくらうことがあります。


打てる手はすべて打つ

プロである経営者は崩れかかっても一歩手前で踏ん張れるよう
日頃の鍛錬と準備が必要です。


それにしても、連日熱中症に対する注意が警告される中
真夏のこの時期に炎天下で野球をやらせるのは
そろそろ考え直した方がいい時期に来ている気がします。


大会を秋にずらす、ドーム球場でやるというように
打てる手はいくらでもあるはずです。

大人の事情で変更するのはなかなか難しそうですが、
事故が起きてからでは遅いです。


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