話を聞く側の視点に立つ
話を聞く側の視点に立つ
ヒーズ株式会社の岩井徹朗です。
「自分の出演したテレビ番組を見るか?」という質問に対して、芸能人も、「毎回欠かさず見ます」という人もいれば、「絶対見ません」というように大きく二つに分かれます。
テレビに出たことはありませんが、私はどちらかと言えば後者です。
実は先日開催したセミナー。初めてプロの方に映像を撮ってもらいました。
今までも振り返り用にビデオを撮ったことはあります。しかし、今回はある目的があってプロに依頼したのです。
仮編集された映像を見ると、画面は
・パワーポイントの部分
・私が写っている部分
の大きく二つに分かれています。
パワーポイントの部分は話のタイミングに応じて上手く切り替わっています。
一方、私は出づっぱり!
パワーポイントが出ている時は右の片隅に出ていない時は画面全体に出ています。
この動き、よく考えると、セミナー参加者の視点の動きと同じです。
パワーポイントに基づいて説明している時は視点はそちらに行っているし、そうでない時は話をしている講師を見ています。
自分たちで動画撮影する時は人手もないので、画面はほぼ中央に添えたまま。
一点集中です。
しかし、実際問題として最初から最後まで同じところだけ見ている人はいません。
つまり、プロに撮影・編集してもらった動画は現実をよりリアルに表しているのです。
自社のサービスや商品について説明する際、どうしても、「ウチの技術はここがすごい!」「商品開発にはこんなに苦労した!」という思い入れが強くなります。
しかし、説明の仕方がまずいと、一点集中型で動きのない動画のように、「なんだかつまらない」ものになってしまいます。
一方で、消費者や利用者が聞きたいのは、オタクの技術はどれだけすごいかではなくて、自分にとってどれだけ役立つかだったり、サービスを使うとどんなメリットがあるかだったりします。
話を聞く側の視点に立つ
よく言われていることですが、今回プロが撮影された動画を見て、改めてその大切さを認識しました。
それにしても、動画を見ると「自分の声ってこんなだったかぁ」とちょっと不思議な感覚になります。
やはり、自分で自分の映像を見るのはなんとなく気恥ずかしいです(汗)。
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