数年に一度の支払に気をつける
数年に一度の支払に気をつける
ヒーズ株式会社の岩井徹朗です。
「そう言えば、今年事務所の更新ですね」
クライアント先で今後3ヵ月の資金繰りについて打合せした時のこと。
年末にクライアントさんが借りておられる事務所の賃貸借契約の更新時期が来ます。
このため、資金繰りとしては家賃1ヵ月分の更新料が発生するのです。
資金繰りが上手く回るための条件の一つが予測可能な支払です。
支払の計上漏れをを防ぐためによくやるのは、過去1年間の預金通帳をチェックするという作業です。
預金の出入を1年間振り返ると、「9月は支出が多いなぁ」「11月には消費税を支払わないと・・・」というのが分かります。
しかし、家賃の更新料のように数年に一度発生する支払は、1年間の預金をチェックするだけでは見落とすことがあります。
特に事務所の家賃などは金額的にも大きいので、見落としていると資金繰りに支障をきたすことにもなりかねません。
これら数年に1度の支払を管理するには
契約書等を基に期日管理表を作成する
ことがお薦めです。
賃貸借契約や保険契約などは、締結した後はファイルに保管して終わりという場合がほとんどです。
このため、
- いつ更新時期が来るのか
- 次にいくら支払が発生するのか
といった情報がファイルの奥底に眠ってしまいます。
そして、不動産管理会社から更新のお知らせが届いて、「あれ、もうそんな時期だっけ!」と慌てることにもなります。
このため、手書きでもなんでも構わないので、
契約書等を基に期日管理表を作成する
↓
1ヵ月に1度は期日をチェックする
ことを習慣づけしていただければと思います。
記憶に頼らず記録に頼る
のがポイントです。
なお、家賃の更新に関しては、3ヵ月前までに解約の申し出がないと更新料が発生するといった条項が入っているので、契約の更新時期より早めに行動することが必要です。
気になった方はぜひファイルから契約書を取り出してチェックしてみて下さい。
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