商品に惚れ込みすぎない
商品に惚れ込みすぎない
ヒーズ株式会社の岩井徹朗です。
「買った後は惚れすぎちゃダメ」
長年株式投資をやっておられるクライアントさんがおっしゃっていました。
自分で調べて買った株には「この会社の技術はこれから売れそうだ」「社長の経営理念は素晴しい」というようにどうしても思い入れが入っています。
しかし、株で儲けるには売り時が肝心。
特に当初の思惑と違って株価が下がった時には、どこで損切りするかがポイントです。
この時、その株に入れ込み過ぎると、「自分が好きで買った会社だから」「ここを我慢すれば何とかなる」と、ついつい売り時を逃して損失を膨らませてしまうことも少なくありません。
このため、株式投資でコンスタントに稼ぐには惚れこむのは危険という訳です。
ところで、先日お話をお聞きした経営者の方は、「商品に惚れこみすぎてはダメ」というアドバイス。
その経営者はいろいろと苦労されていくつもの事業を立ち上げられていますが、「商品に惚れこんでいる限りモノは売れない」というのが持論でした。
この点、特に技術志向の強い会社においては、「開発にはこんなに苦労した」「性能面では他社に負けない」と、自社の商品に惚れこんでいます。
もちろん、商品に対する熱い想いは大事です。
けれども、熱い想いだけでは資金繰りが回らないことも事実。
私も前職のベンチャー企業の時、そのことを体験しました。
ところで、冒頭でご紹介したクライアントさん。
最近は独自に開発された指標を基に株式の売買を行い、コンスタントに利益を出されています。
つまり、惚れすぎを排除する仕組みを作られたのです。
人間は感情の動物。
簡単なことではありませんが、感情を上手くコントロールできれば、資金繰りももっと上手くコントロールできるかもしれません。
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Tag: 商品に惚れ込む 感情をコントロールする 資金繰り