銀行交渉とカツラ疑惑の類似点
銀行交渉とカツラ疑惑の類似点
ヒーズ株式会社の岩井徹朗です。
テレビや映画で活躍中の某イケメン俳優さん。
最近、友人から「あの人、カツラだよ!」と聞きました。
そして、美容師さんなど、「プロの人が見れば、おかしいってすぐわかるよ」とも・・・。
髪の毛の薄い私からすると、「あんな髪型がだったらいいなあ」とちょっと憧れていただけに少なからずショックでした(笑)。
ご本人が本当にカツラを使っているのかどうか事実関係を確認した訳ではありません。
けれども、素人の私には「カッコイイ」とだけ写っていた髪型も、プロの人が見ると「おかしい」と感じたというのは事実です。
実は、会社の数字においても同じようなことがあります。
経営者が「これどうでしょう!」と自信満々に作られた事業計画も、私が見ると、「この数字、ちょっとおかしいのでは?」と思う時が時々あります。
「おかしい」と思う理由は様々です。
意外とあるのが、
- 合計の数字が違う
- タテとヨコの数字が違っている
- 資料Aと資料Bでは数字が異なる
という単純なケアレスミス。
銀行員が数字をチェックする時も、数字の中味を見る前に、数字の整合性はとれているかを最初に確認します。
そこで、数字が間違っていたりすると、「この会社、ちゃんと数字把握できてるのかなあ」と評価がガクンと下がってしまいます。
この点、経営者の中には、「転記する際にちょっと間違いました」「エクセルの計算式がずれていたようで」というように数字の間違いを軽く考えている方がおられます。
しかし、この単純ミスで「この会社の数字はおかしいぞ」というレッテルを貼られるのは非常にもったいない話。
事業計画の中味がどんなによくても、「お金を貸しても本当に大丈夫なのか」と必要以上に質問がとんでくることにもなりかねません。
銀行などに資料を提出する際には数字の整合性について充分ご留意下さい。
ところで、不思議なもので「あの人、カツラだよ!」と聞いてから、その俳優さんを見ると、「やっぱりおかしいかも・・・」と思えてきます。
先入観をもって見ると、「あそこもおかしい」、「ここも変だぞ」となってくるので、数字の整合性については気をつけましょう。
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