モンドセレクション金賞の羊羹を買う
モンドセレクション金賞の羊羹を買う
ヒーズ株式会社の岩井徹朗です。
「あそこの羊羹はモンドセレクション金賞を受賞しているんですよ」
世界遺産としては富士山の先輩にあたる熊野古道に行った時、案内してくれたタクシー運転手のおじさんがやたらと強調していました。
食品などをPRする際、モンドセレクション受賞をうたうと、売上は倍増したりします。
一方で、
・モンドセレクションは日本では有名だが、世界的には無名
・審査料(約15万円)を払うと、誰でも審査を受けられる
・日本から出品した食品の8割が入賞している
という話もあります。
つまり、日本人は海外で評価されたものにやたらと弱いという心理をついて、モンドセレクション受賞を商品の宣伝材料として使うという戦略がある訳です。
さて、今回の富士山の世界遺産登録。
日本人の一人としてはたいへん嬉しいニュースです。
しかしながら、世界遺産になろうが、なるまいが、富士は日本一の山であることには変わりません。
広告宣伝がより巧妙になっている現在「〇○公認の・・・」「世界が認めた・・・」という美辞麗句に惑わされることなく、物事の本質を見極める目がより一層求められています。
ところで、那智の滝などを見学した帰り、我々を乗せたタクシーは、定番通りモンドセレクション金賞の羊羹を売っているお土産やさんに立ち寄り。
試食させてくれた羊羹はとても美味しかったので、おじさんお薦めの羊羹を買いました。
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