鉄の女の改革を振り返る
鉄の女の改革を振り返る
ヒーズ株式会社の岩井徹朗です。
「鉄の女」と呼ばれた英国の元首相マーガレット・サッチャー氏が亡くなりました。
強い指導力で「小さな政府」を目指し、「英国病」と皮肉られていた英国経済を立て直しました。
国営企業の民営化を進め、財政面では赤字を削減。
金融政策では通貨供給量を重視し、インフレを抑制。
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なんだか、「アベノミクス」の真逆を行く感じですね。
サッチャー氏が首相だった頃、私はちょうど学生から社会人になる時期でした。
ビックバン(金融市場大改革)と呼ばれる改革も始まり、詳しい内容はよく分からなかったものの、「なんだか世の中が大きく変わっていきそう」という漠然とした思いをもったことを覚えています。
一方のアベノミクス。
円安が進み、株価も上がってなんとなく経済は良くなっている感じはするものの、「世の中が大きく変わる」というよりは、「以前どこかで経験したような」という思いが頭の片すみにひっかかっています。
改革が強烈だったために、いまだに評価も二分するサッチャー氏。
天国から今の日本をどう評価するのか、聞いてみたい気もします。
ご冥福をお祈り申し上げます。
ところで、メリル・ストリープが主演した「マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙」。
見よう、見ようと思って結局見逃してしまいました。
DVDで見てみようと思います。
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