情報を見極める目を養う
情報を見極める目を養う
ヒーズ株式会社の岩井徹朗です。
「羽田へはJR+モノレールで」
昨日長野に出張へ行く際、駅でもらった切符入れに書いてあったキャッチコピーです。
昔は、羽田空港へ行くにはモノレールというのが定番でした。
しかし、今は京浜急行も羽田に直結しているし、各方面から空港への直行バスも頻繁に走っています。
先日も都営大江戸線に乗る際には「羽田空港へは都営地下鉄で」というフレーズで、新宿→大門→品川→羽田空港というルートを紹介した看板がありました。
このように、各社とも「なんとかして自社を使ってもらおう」という意図で羽田空港への行き方を紹介しています。
それぞれの方法には一長一短があって、時間は早いけれど、運賃が高いものもあれば、同じ駅での乗り換えなのに、意外と乗り換えに時間がかかるといったものもあります。
特に空港に行く場合には荷物がたくさんあることも多いので、
・混雑具合はどうか
・1本待てば座っていけるのか
・長い階段を上ったりしないか
というにも考慮した方がベターです。
羽田空港への行き方ぐらいであれば、よく利用されている方も多いので、いくら「羽田へはJR+モノレールで」と宣伝されても、「いや自分はこの方法で」と情報に惑わされないかもしれませんね。
では、「今年は円安になる」「株価はこれからもっと上がる」といった場合はどうでしょうか。
また、「今度法律が変わるので、今これをやっとかないとたいへんですよ!」のような情報の場合はどうでしょうか。
情報の中にはきちんとデータを分析した上で提供されるものもあれば、単なるドタ勘で出されたものまでいろいろです。
そして、情報の中には出し手が(自社にとって有利になるために)、「こうなってほしい」「こうあるべきだ」という意図を持って出されたものも少なくありません。
外部から情報が提供された時に、
「本当にこの情報は正しいのか?」
「そうは言ってもウチはどうなんだ?」
と冷静に判断できるかどうか。
情報量が一気に増え、選択肢が広がっている中、
情報を見極める目
が益々求められています。
ところで、私は自宅のある調布から羽田空港へ行く時は、もっぱら直行バスを利用しています。
参考までにインターネットの交通・経路検索で調布→羽田空港を調べてみると、京王相模原線→(徒歩)→JR南武線→(徒歩)→京浜急行線というルートが第一候補で出てきました。
乗り換えに徒歩で15分以上もかかるこんな行き方は私なら絶対に使いません。
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