三原マジックの真実を会社経営に活かす
三原マジックの真実を会社経営に活かす
理屈に大差はなく、問題は人をその気にさせられるかどうか。資金繰り対策についても、早め早めに経営者をやる気にさせられるかが鍵を握っています。
ヒーズ株式会社の岩井徹朗です。
「極端なことを言えば、野球の勝ち方は誰でも知っている。理屈に大差はない。問題は人をその気にさせられるかどうかだ。」
野球評論家の豊田泰光さんが日経新聞のスポーツ欄に掲載されているコラムの一節です。
辛口の解説で知られる豊田さん。
西鉄ライオンズで活躍していた頃、「普段は野放しにしていながら、肝心なところで決めてくれる」三原脩監督に対し、「この人についていけば間違いない」と思ったそうです。
ご本人は「俺についてこい」とは口にしなかったらしいですのが、豊田さん始め、稲尾投手や中西選手など歴戦の強者をまとめ上げて強豪チームを作った三原さんには、「人をその気にさせる力」が備わっていたのでしょうね。
実は資金繰りについても理屈に大差はありません。
お金の出入りをはっきりさせ、早め早めに対策を打つことが大事で、売掛金や在庫のチェック、経費の見直しなど、やるべきことをきちんとやることにつきます。
資金繰りが厳しくなっている会社は
- お金の出入りをつかんでいない
- 対策が後手後手に回っている
- やるべきことをやっていない
という共通点があります。
そして、追い込まれてからやろうとすると、物理的にも精神的にも厳しいことは間違いありません。
世の中には、「逆境から多くのことを学んだ」「追い詰められた方が真の力を発揮できる」というように、逆境なくして成長なしを提唱している人もおられます。
しかし、追い詰められると、本来その人が持っている良さを充分に発揮できない経営者が多いのも事実。
そこで、私の持論は
避けられる逆境は徹底的に避けるべき
です。
このため、資金調達のご相談があった際も、私はお金を借りる前の準備や日頃の社内体制作りに力をいれています。
先日、事業計画のご相談があったクライアントさんから
「おかげでお店に戻ってからも頭がクリアになっていて、気持ちよく仕事出来ちゃいました」
という感想をいただきました。
三原監督の域にはまだまだ達していませんが、その気になっていただいた経営者が一人増えたことは私としてもたいへん嬉しい限りです。
★社長が感情の動くポイントを自覚することで、自然とリーダーシップを発揮していく仕組みを作る「コアコンセプト・マーケティング」は「こちら」をご覧ください。
★下記のフォームにお名前とメールアドレスをご登録いただければ、最新発行分より「超キャッシュフロー経営通信」【UCF】をお送りさせていただきます。ぜひご登録下さい。
Tag: 三原マジック お金を借りる前の準備 社内体制作り