入金のタイミングをスッキリさせる
入金のタイミングをスッキリさせる
ヒーズ株式会社の岩井徹朗です。
月末近くになり、今月中の支払の準備はもう終えられたでしょうか。
特に今月は休みの関係があって、実質的には明日が月末。
大型連休に入るところも多いので、明日は銀行もおおいに混雑しそうです。
さて、昨日は、確率による区分のお話をしましたが、今日は
タイミングによる区分
のお話です。
資金繰りが回っていない会社に共通することの一つに
入金のタイミングが複雑
ということがあります。
つまり、取引先が何百社もある訳ではないのに、「A社に対する今月の売上500万円はいつ入金になるのですか?」という質問に対し、はっきりと「それは来月末です」と言い切れないというケースです。
もちろん、取引先毎に一応、取引条件は決まっています。
しかし、
- 納品が遅れ気味
- 検収のタイミングがずれる
- 請求書を送る時期が一定でない
- 先方と何らかのトラブルが発生している
- 先方の業況があまり良くない
といった理由で、実際には入金時期がなかなか読めないということが発生しているのです。
こうなってくると、経理や財務だけの問題ではなく営業や製造部門も含めて
全社として取り組まなければならない課題
です。
資金繰りを改善するために、「ウチには優秀な財務担当者がいなくて」とぼやかれる経営者も時々おられます。
しかし、問題の根っこは財務以外のところに潜んでいることの方がかえって多かったりします。
あなたの会社では、入金のタイミングがすっきりしているでしょうか?
そうは言っても、どうしても売上による入金はなかなか読みづらいもの。
そこで、次回は、資金繰りの予想にかける時間を短縮する方法をご紹介したいと思います。
ところで、昨日は今月の支払関係で銀行に行ったのですが、ATMコーナーは混んでいたものの、窓口は意外と空いていました。
お金を下すだけだったら、通帳と印鑑を持って窓口で手続した方がかえって時間短縮になったかもしれません。
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