取るべきリスクを取る
取るべきリスクを取る
ヒーズ株式会社の岩井徹朗です。
私の好きな食べ物の一つがお寿司。
中でもウニは大好物!
お値段がはるので、普段はあまり口にすることができませんが、あのクリーミーな舌触りはなんとも言えません。
しかし、最初にあのウニを食べた人はどのような人だったのでしょうか?
黒いトゲトゲのある物体。
知らない人間ならけっして触ろうとはしません。
ましてや、そんな気持ち悪い物体を割って食べようなどとは普通の人なら思いもつきません。
勇気ある先駆者に感謝したいと思います。
さて、今朝は早朝からAIJ投資顧問に強制捜査が入りました。
先日、ある独立系の投資会社の社長と話をしていた時、「一気に逆風が・・・」とぼやいておられました。
今回のAIJの問題を受けて、いくつかの年金基金は今後は独立系投資顧問とは契約しないという方針を出されています。
そのあおりを直接受けた訳ではありませんが、知り合いの投資会社でも、進んでいた大口出資の話が途中でなくなってしまったのです。
もちろん、運用されていたお金の消失問題は徹底的に追求してもらいたいと思います。
一方で、今一つ釈然としないのが、議論が一部で飛躍している点。
大手に比べると、独立系のところは体制面で整っていない先が多いのは事実かもしれません。
しかし、ある独立系の投資顧問会社が不正を行ったからと言って、すべての独立系会社がダメという訳ではないのも事実です。
この点、特に日本では、
リスクに対する考え方が右→左、左→右へと極端に振れる
傾向が強いように感じます。
「君子危きに近寄らず」ということで、少しでも危険なものには一切手を出さないというのも正しい戦略の一つです。
けれども、
玉石混合の中から光る玉を見つける努力を放棄し、検討の土俵に上げることすらしないのははたして正しいことなのか
という点には大いに疑問が残ります。
事業への投資を行う際にも
何もしないことは、機会の損失というリスクを生んでいる
ことは忘れずにいたいですね。
ちなみに、義母も以前はウニがそれほど好きではなかったらしいのですが、一度北海道産の美味しいウニを食べてからは大のウニ好きに・・・。
私自身も食わず嫌いな食材は、まだまだいろいろありそうな気がします。
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