商品はすぐに稼げる状態でしょうか?
商品はすぐに稼げる状態でしょうか?
ヒーズ株式会社の岩井徹朗です。
あるレンタル事業をやっている会社で稼働台数を数え直してみたところ、出荷済みではあるが、レンタル先の事情で実際には使用されていないものが、全体の17%ほど見つかりました。
この事業の場合、使った使用料に応じてレンタル料をもらう契約のため、いわば、お金を稼いでいない商品がかなりの数あったという訳です。
長引く景気低迷の影響を受けてレンタル先でも統廃合や事業縮小があり、思ったよりも不稼動台数が発生していた模様です。
今回、稼動台数を見直すきっかけとなったのは、
手元の在庫が少なくなり、次の発注をするかどうかを検討することになった
ということ。
この点、未出荷の在庫だけを考えると、そろそろ発注をしなくてはいけない時期だったのですが、出荷済みかつ不稼動分を勘案すると、もう少し発注の時期を先延ばしにしても良さそうな状況です。
この時期、商品の仕入に関する資金負担を考えると、この時間的猶予の影響は小さくありません。
商品が目の前にあれば、すぐに数えることができます。
しかし、
- 倉庫を借りて保管している
- 取引先や代理店が一時的に預かっている
という場合、カウントの仕方がついつい疎かになってしまうこともあります。
ビジネスチャンスを逃さないためには
適正な在庫を確保する
ことは欠かせません。
一方で、資金繰りを考えると、
在庫はできるだけ少なく
というのが基本的なスタンスになります。
両者のバランスを取るのは非常に難しいですが、まずは貴重なお金を使って所有しているあなたの会社の商品が
- すぐに稼げる状態にあるのか
- 他の職場で埋もれていないか
を定期的に見直すことが必要です。
★下記のフォームにお名前とメールアドレスをご登録いただければ、最新発行分より「超キャッシュフロー経営通信」【UCF】をお送りさせていただきます。ぜひご登録下さい。