数字を時系列的に並べる
数字を時系列的に並べる
ヒーズ株式会社の岩井徹朗です。
昨日は、地元の調布市が主催する健康診断に行ってきました。
サラリーマン時代は会社で定期的に健康診断を受けていました。
独立後はどうしようかと思っていたところ、年1回、誕生日の前に無料で健康診断を受けられる制度があることを知り、毎年利用しています。
身長体重測定、血圧、検尿、心電図、血液検査、問診と最低限の項目ですが、自宅から歩いて数分のところで定期的に受診できるのは大変ありがたい制度です。
血液検査の結果を含めた受診結果は後日、郵送で送られてきます。
私の場合、毎年気にしているものが一つあります。
それは、LDL-コレステロール、いわゆる悪玉コレステロールというやつです。
後の項目はすべてクリアしているのですが、毎回この項目だけはひっかかります。
普段そんなに油っぽいものを食べる訳ではないのですが・・・(汗)。
しかし、サラリーマン時代を含めてここ10年健康診断の主要な数値を記録しているのですが、いつもLDLだけは基準値をオーバー。
もしかすると、体質的なものや遺伝的な要素もあるのではと勝手に診断しています。
さて、LDLに関する素人診断はともかく、数字を時系列的に並べることで見えてくるものがあります。
銀行に借入などを申込んだ際、
「『3期分』の決算書を出して下さい」
と言われます。
銀行では、もらった決算書を時系列で比較検討することで、会社の財務体質や業況をチェックします。
- 前期の決算で在庫が多いのは一時的な現象なのか、それとも恒常的な状態なのか?
- 利益率が減少傾向にあるのはなぜか?
- 役員への貸付金が毎年膨らんでいるようだが、その中味は?
などです。
1期分の数字はなんとかごまかせても、2期、3期と続けて数字をいじっていると、どこかにそのしわ寄せが来ます。
会社では、自社の数字を並べて見るということは、仮にやっている場合でも、せいぜい前期と今期の2期間の比較ぐらいなのではないでしょうか。
一方で、会社の数字を3~5年単位で比較することで、
・会社の強い部分、弱い部分
・なかなか解決できていない財務上の問題点
などが見えてきます。
一度、主要な項目だけでも比較検討してみましょう。
なお、業歴が浅い場合や毎月の変動が激しい場合には、1ヵ月単位の数字を並べてみることも有効です。
ところで、悪玉コレステロール値を下げるには、定期的な運動が欠かせないと言われています。
健康診断の2週間ほど前からしばらくさぼっていた朝のテレビ体操を復活させたのですが、はたしてその効果は?
そんな付け刃の対応で改善を期待するのははなはだあつかましいのですが、健康診断の結果が待ち遠しいような、怖いようなそんな心境です。
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